前回に引き続き、今回も「シガーの楽しみ方」です。
3回目の今回は「火のつけ方」です。

シガーを楽しむにあたって火をつけるということは、たばこのようにただ火がつけばよいというものではなく、一つの儀式に近いかもしれません。
シガーに火をつける方法は三つあります。ライターでつける方法、マッチでつける方法、そしてシダー片でつける方法です。ライターとマッチによる火のつけ方は基本的には同じです。まず火の上でフット部分（吸い口ではない方）を回しながらまんべんなく暖めるように焦がします。直に火をつけるのではなく、火点の高いところで、少し離すのがコツです。次に火の上でゆっくりとふかします。これによってシガーに火が移ります。

ライターで火をつけるときに重要なのはガスライターを使うこと。オイルライターの火でシガーに火をつけると、オイルの匂いがシガーに移り、せっかくの味を台無しにしてしまうので注意してください。マッチを使う場合は、火が完全につくまでに時間がかかるので、シガー専用の長いマッチがおすすめです。シガー専用のマッチならば、リンを使っていないので、火薬の部分にも匂いがありませんし。
シダー片は、オイルライターや短いマッチしかない場合に用います。シダー片は上向きに使うと火が消えてしまうので、下向きに使います。シダー片はよく燃えるので、なるべく長めのものを選ぶといいと思います。シダー片で火をつけると、シダーの香りがシガーに移りますし、カッコよく見えますよ。ただ、置いてないところもあるのでご注意ください。

次回は「味わい方」です。