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シガーの楽しみ方 その②

シガーの楽しみ方 その②

2011/08/16

「シガーの楽しみ方」、第2回目からは、実際の「吸い方」を順序だててご紹介いたします。
「吸い方」の最初は「カットの仕方」です。

シガーは通常、吸い口がカットされていません。シガーを楽しむためにはまず吸い口側をカットしなければなりません。シガーのカットにはいくつかの方法があり、カットの方法によって切断面の大きさや形状が異なるため、煙の量や吸い方に差が出てきます。ご自分の好みにあったカットを見つけてみてください。

フラットカット。
どんなサイズのシガーにも使える、一番オーソドックスなカット方法です。ギロチンカッターやシザーでカットします。切断面が大きくスロー・スモーキング向きです。切断面がシガーに対して垂直になるようにし、3~5mmのところでヘッドに多少丸味を残すのがコツです。切り残しがあるとラッパーがほどけたり、口当たりが悪くなったりするので注意が必要です。

パンチカット。
パンチカットといっても髪型ではありません。切断面が比較的小さく、ヘッドの口当たりは非常に良く、吸い口からフィラーが落ちないのが特徴です。カッターがコンパクトで携帯に便利なため、最近人気があります。シガーパンチという細い円柱状のカッターをヘッドの真ん中に合わせて、ゆっくり押し込んでいきます。深く押し込まずにカッターの刃が5mmほどシガーの中に入るくらいが目安です。パンチの直径は7~9mmのカッターが一般的です。

Vカット。
猫の目のように見えることから別名キャッツアイカットとも呼ばれています。切断面積が大きいわりに、口を大きく開けなくても吸えるため女性向きです。爪切りに似たⅤ字カッターで、爪切りと同じの要領で縦にⅤ字型の切り込み入れます。見ためよりも切断面が大きく口当たりもまろやかです。ただし、慣れないと失敗しやすいので注意が必要です。

ピアス
紙巻タバコと同じように細かく刻んだ葉をフィラーに使うショートフィラー用のカット方法です。細いシガーには中央にひとつ太いシガーには3、4個の穴を開けるのがいいでしょう。ショートフィラーは大きな切断面を開けると、切断面からフィラーが落ちてきてしまいます。そうならないために穴を開けるというカッティングです。キリのような形とワインのコルク抜きのような形状がありますが、どちらも回転させながら2~3cmを目安に差し込みます。

楊枝で代用することも・・・
どうしてもカッターが手元に無かった場合、「カッターが無カッター・・・」なんてダジャレている場合ではありません!
映画のワンシーンように歯で噛みちぎらなくても、楊枝などの鋭く先が尖ったもので3~4個の穴を開ければ吸い口を確保できます。(上述のピアスと同じ要領です)
安心してお楽しみください。

次回は「火のつけ方」です。

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