先日、シガークラブの森井氏を招いて、当店従業員のためのシガートレーニングを行いました。そこで、今回から5回に渡って、皆様にもシガーの楽しみ方を知っていただこうと思います。

第1回目は、まずは「選び方」から。

当店では、初めての方でも楽しんでいただけるように、比較的軽めのものを中心に取り揃えております。それでも短いものから長いもの、細いものから太いものまでいろいろあります。そんな中から最適の一本を選ぶには、私なりの基準が幾つかあります。あくまでも私の個人的な基準ですので、予めご了承くださいね、

選ぶ基準 その① … 「時間」
自分の時間の余裕にあわせて選びます。あまり時間が無いのに長いものを選ぶと最後まで楽しむことができなくなります。急用ができた場合は、火が着いた部分をカットして持ち帰ることも可能ですが、風味は落ちますのでお気をつけください。

選ぶ基準 その② … 「経験・慣れ」
自身のシガー経験に見合ったもの、慣れ親しんだものを選び、最後まで楽しむことを心がけます。シガーはそれ自体がフィルターの役目も果たします。最初のうちはおいしくても途中から辛くなったと感じるものは、「まだ楽しむには経験が浅い」というサインだと思っています。自分の経験や好みを正直にスタッフの方に話し、選んでもらうのもいいかもしれません。

選ぶ基準 その③ …「値段」
自分の懐具合を考えて選びます。シガーの値段は、長さや太さに比例しているわけではありません。短くても高いものもあります。決して安いものではないので、予算内で楽しめる一本を選んでください。

選ぶ基準 その④ …「楽しむこと」
これが一番大切かもしれません。「このシガーに合う飲み物は何か」あるいは「この飲み物にはどんなシガーが合うか」を気にするのではなく、「今がどんな気分で、シガーをどう楽しむか」ということを心がけています。変な縛りに囚われていては、リラックスしたシガータイムを楽しむことができません。折角なので満喫しないと！

選ぶ基準 その⑤ …「状態」
吸うアイテムが決まったら、最後にシガーの状態を確認します。ラッパー（外側の葉）に艶と張りがあり、フィラー（中身の葉）がぎっしり詰まっていて、軽く押すと適度に弾力があるものを選びます。状態が悪いと途中でラッパーが剥がれてきたり、吸い込みづらかったりします。ただ、確認する際は、むやみやたらとシガーに触らないようにしましょう。

次回から、「吸い方」を順序だてて紹介していきます。