最後の悪魔降臨～アランデビルズ・パンチボウルⅢ　ファイナル～

2014/10/15

2012年にスタート以来、1年に1回だけながらも、毎回、好評を博し、瞬く間に完売してしまう「アランデビルズ・パンチボウル」ですが(過去のリリースに関してはこちら→デビルズ・パンチボウル、デビルズ・パンチボウルⅡ)、今年も発売されました。
Arran The Devil’s Punchbowl Chapter Ⅲ‘Angel & Devils’（アランデビルズ・パンチボウルⅢ ）です。しかも、今回のリリースが最後となるようです。

今回のデビルズ・パンチボウルⅢも、例のごとく、蒸溜所マネージャー James MacTaggart（ジェームズマクタガート）氏が厳選した、様々なヴィンテージの、タイプの異なる樽をヴァッティングしております。今年のヴァッティングした樽は20樽で、一昨年の24樽、昨年の27樽と比べると、数的にはちょっと物足りなさを感じてしまうかもしれません。しかし、創業開始から2年の間に仕込まれ、じっくりと熟成された8樽のオロロソシェリーバットが全体のベースとなることで、深みのあるドライフルーツのような乾いたフルーティーさとダークチョコレートのような香ばしさが生まれ、そこに8樽のコニャックのフレンチオーク※バリックが合わることで、スパイシーさと、香ばしい樽香、レーズンのような微かな甘さが加わり、4樽のバーボンバレルが、インパクトのあるバニラ香と蜂蜜のような甘さが加わっています。まさに何本もの糸を紡いで一枚の布を作るかのごとく、絶妙なバランスに仕上がり、アランの素晴らしい個性を最大限に引き出しています。