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フレア・バーテンダー(Flair Bartender)

フレア・バーテンダー(Flair Bartender)

2012/01/30

去る1月15日(日)舞浜の「東京ベイ舞浜ホテル」に於きまして、フレア・バーテンディング大会が行われました。
当店からも安原 聖人 君がフレッシュマンの部門にエントリーしました。

「フレア・バーテンディング (Flair Bartending)」 とは、バーテンダーがボトルやシェーカー、グラスなどを用いて曲芸的なパフォーマンスを行いながらカクテルを作る提供スタイルで、フレア・バーテンディング を行うバーテンダーを「フレア・バーテンダー (Flair Bartender)」 といいます。映画「カクテル(Cocktail)」(1988年)トム・クルーズ演じる「ブライアン・フラナガン」がアルバイト先のバーで行っていたパフォーマンスと言うとお解かりいただける方も多いかもしれませんね。「フレア(flair)」とは、炎(Flare)ではなく英語のスラングで、「自己表現」という意味だそうです。

フレア・バーテンディングの起源は、19世紀アメリカのバーテンダー、ジェリー・トーマス 氏(Jeremiah (Jerry) P. Thomas) が考案した、「ブルー・ブレイザー (Blue Blazer) 」というカクテルで、点火したウイスキーを2つのグラス上で交互に移し替え、お湯の入ったホットグラスに注ぐというパフォーマンスだとされています。

ジェリー・トーマス 氏は、アメリカ全域にカクテルを広め、大衆化させたため、「アメリカのカクテル技術の父(The father of American mixology)」と呼ばれており、世界初のカクテルブックである「Bartenders Guide: How To Mix Drinks」(1862年)の著者でもあります。

バーにおいて、美味いカクテルを作るための技術も、ショーマンシップのための技術も、起源は同じ人物で、どちらもお客様を楽しませる技術であるという点では、同じ目的に沿っている気がします。

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