去る、9月26日（水）、秋葉原UDX 2Fのアキバスクエアにおいて、モダン・モルト・ウィスキー・マーケット 2012（Modern malt whisky market 2012）が開催されました。

平日の午後の開催だというのに、この人の数です！主にバーテンダーや酒販店の方々でしょうが、すごい熱気です。

今年で7回目となるこのイベントは、250種類以上の国内外のモルト・ウィスキーの展示と、レア物を含めて試飲することができます。また、国内外の蒸留所及びメーカーから講師を来て、貴重な蒸留所の話等が聞ける特別講義も開催されました。

私は、「グレンフィディック蒸留所バーチャルツアー体験」を受講しました。

グレンフィディック蒸留所のブランドアンバサダー、ストラン グラン ラルフ氏が、映像と共にグレンフィディック蒸留所の施設を説明しながら、グレンフィディックを試飲していくという講義でしたが、改めてグレンフィディックのおいしさを実感できた楽しい講義でした。

グレンフィディック　テイスティングセット（左から、12年、15年、18年、リッチ・オーク）

レア物の試飲は、チケット製となっていて1杯のみだったので、私はこれをチョイスしました。
サントリーオリジナルシングルモルトウィスキー「謎2007-夜風-」です。

日本推理作家協会とのコラボレーションでつくられたシングルモルトで、ハードボイルド・冒険小説作家、推理作家である大沢在昌氏が2007年にブレンドしたものです。スモーキーな香りと熟成感のある樽香のバランスがよく、スムーズな口当たりが印象的なのウィスキーでした。もう完売しているので、なかなかお目にかかることできないのが残念です。
「謎2007-夜風-」についてご興味のある方はこちらをご覧ください。
http://www.suntory.co.jp/whisky/nazo/2007.html

現在購入できるもので、気になったのは、
イチローズモルト23年 カスクストレングスです。

もともとあったウィスキー原酒を、ホッグスヘッド樽、バーボン樽、シェリー樽で再熟成したものの中から、23年以上の長期熟成クラスの原酒を選びブレンドしているそうです。
複数の個性の異なる樽を使用しているので、より複雑な味わい深さとなっており、余韻も長く続きます。ただし、参考価格が￥50,000 …… う～ん、試飲だけかな。。。

その他、展示即売会も行われており、こんなものが売られていました！

写真左：ダンカンテイラーのマッカラン1969￥1,260,000、写真右：山崎50年￥1,050,000、
この金額なのに完売なのは驚きです！

 

試飲できるアイテムは普通に飲めるものが多く、あまり目新しさは感じませんでしたが、こういうイベントで、モルト・ウィスキーの良さを実感してくれる方が多くなるのはとてもいいことだと思います。
今度は、ウィスキーフェスティバルが、12月にあるようなので、ご興味がある方は参加してみてはいかがですか。