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クロコダイル・ダンディーもびっくり? ~アードベッグ アリゲーター~

クロコダイル・ダンディーもびっくり? ~アードベッグ アリゲーター~

2011/09/09

ARDBEG ALLIGATOR(アードベッグ アリゲーター)

先日、アードベッグ蒸留所の限定商品が、ついに日本でも発売されました。
ARDBEG ALLIGATOR(アードベッグ アリゲーター)です。
なんとも獰猛そう名前ですが、名前の割には実は意外と優しい奴でした。

イメージでいったらこんな感じでしょうか…

「アリゲーター」というネーミングは、樽の焦がし方に由来しています。
バーボン熟成樽の内側を焦がす「チャー」と呼ばれる工程は3段階があり、ライト、ミディアム、そして一番激しく焼く焼き方を、焼いた表面がワニのウロコの様に見えることから「アリゲーター」と呼びます。
最高蒸留・製造責任者であるビル・ラムズデン博士が1990年代後半から試行錯誤で研究を重ねてきた結果、辿り着いたのが「アリゲーター・チャー」した樽を使うことでした。
この樽の焼き加減からくる強烈なスモーキーさが、アードベッグの特徴であるヘビーなピート香やスパイシーさをより際立たせています。ビル・ラムズデン博士自身、「アードベッグ蒸留所を買収して以来、様々な樽にアードベッグの原酒を熟成させ実験を重ねてきました。1990年代後半から行ってきた実験の中で、『アードベッグ アリゲーター』は特にすばらしい作品のひとつです。」とコメントするほどです。

『アードベッグ アリゲーター』はアリゲーター・チャーしたバーボンカスクのファーストフィルで熟成させた原酒と、通常のファーストフィルのバーボンカスクで熟成させた原酒をバッティングさせています。そのため、ただ強烈過ぎるだけではなく、甘さ等のバランスも絶妙です。
色は、「アリゲーター・チャー」由来の深いダークブラウンです。香りの第一印象は、ピート香よりもバーボンのようなバニラ香を強く感じます。その後、ココアのような、燻された甘い香りへと変化していきます。口に含むと、黒胡椒のようなスパイシーさが舌先を刺激しますが、バニラっぽい甘さやビターチョコレートのような甘苦さも感じます。フィニッシュは、苦めのアール・グレイのようなタンニンさが残りますが、甘さとのまとまり感があり、非常に楽しめます。ビル・ラムズデン博士による、アードベッグ独特のヘビーピートさと「アリゲーター・チャー」のマリアージュを、堪能して下さい。

¥1,200

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