【新橋】【バー】キルケラン ワークインプログレス #1
2026/09/06
【新橋】【バー】キルケラン ワークインプログレス #1
キルケラン(Kilkerran)は、スコットランド・キャンベルタウンのグレンガイル蒸溜所でつくられるシングルモルトです。新橋・Bar Atrium enでもご提供しております。70clボトル、度数46%。
蒸溜所名ではなくブランド名がラベルに載っているのには理由があります。再建当時、「グレンガイル」の商標は既にグレンスコシア蒸溜所側が保有していたため、同じ名前では発売できませんでした。そこでキャンベルタウンの旧名キンロッホキルケランから「キルケラン」と名づけられています。
グレンガイルの創業は1872年。スプリングバンクのオーナーの弟ウィリアム・ミッチェル氏が、羊をめぐって兄と衝突し、自ら建てた蒸溜所です。当時のキャンベルタウンは30を超える蒸溜所が稼働する全盛期でした。
しかし20世紀に入ると情勢が悪化し、グレンガイルも1925年に閉鎖。原酒も樽も売却を余儀なくされ、跡地はその後ライフル射撃場や農業協同組合の事務所として使われていました。
再建に動いたのはスプリングバンクのオーナー、ヘドリー・ライト氏。2000年に土地を買い戻し、2004年12月、約80年ぶりに蒸溜が再開されました。キャンベルタウンに新しい蒸溜所が建ったのは125年ぶりのことです。
「Work in Progress(進行中)」の名の通り、12年の定番リリースに至るまでの熟成の過程を毎年ボトリングして公開したシリーズ。こちらはその第1弾、創業年である2004年蒸溜の5年熟成です。2009年から2016年まで、全7弾がリリースされました。
麦芽はスプリングバンクでフロアモルティングされたもの、仕込み水も同じクロスヒル湖。蒸溜回数は2回で、ロングロウと同じです。
ポットスチルにも来歴があります。北ハイランドのベンウィヴィス蒸溜所から買い取られたものです。ベンウィヴィスは1965年、インヴァーゴードンのグレーン蒸溜所の敷地内に建てられたモルト蒸溜所。ブレンド用のノンピート原酒を主目的としていたため、シングルモルトとしての流通は極端に少なく、操業わずか11年ほどで1976年頃に蒸溜を停止、1977年に取り壊されました。スコットランド史上最も短命な蒸溜所のひとつです。
その際にスチルだけが保存され、四半世紀を経てキャンベルタウンで再び火を入れられることになりました。閉鎖された蒸溜所の器が、80年ぶりに復活した蒸溜所で動いている。キルケランはそういうウイスキーです。
当店ではスプリングバンク、ロングロウもお取り扱いしておりますので、飲み比べもお楽しみいただけます。
ご予約・詳細はプロフィールリンクより
Reservations via DM / English support available.
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