プライベートコレクション第4弾~グレンモーレンジ エランタ~
2013/04/30
このコーナーを初めて担当させていただくことになります中根圭です。これからも時々ご紹介させていただきますのでよろしくお願い致します。
今回ご紹介するのは、グレンモーレンジ プライベート・エディションの第4弾としてリリースされたGlenmorangie Earanta(グレンモーレンジ エランタ)です。
プライベートエディションシリーズとはグレンモーレンジの蒸留・製造責任者であるビル・ラムズデン博士の斬新かつ革新的なアイデアから生まれる、希少でユニークな樽や原酒を用いた数量限定のウィスキーです。
2010年より毎年リリースされており、第1弾「ソナルタ PX」(ペドロヒメネス樽で熟成)、第2弾「フィナルタ」(1903年当時のレシピを再現)、第3弾「アルテイン」(スーパー・タスカン樽で熟成)がラインナップされ、当店のHPでも昨年の7月に紹介しておりますのでご覧になった方も多いと思います。
さて、今回の「エランタ」の特徴はヴァージン・カスク(新樽)での熟成と19年という長い熟成期間にあります。通常のスコッチ・ウィスキーの熟成には、バーボンやシェリーの熟成に使われた樽を買い付けて使用しますが、「エランタ」の熟成樽は、アメリカのミズーリ州にある「マークトゥエイン国有林」より、北側斜面の成長の遅い(年輪の幅の狭い)木を選び抜き、2年間かけてじっくりと自然乾燥させて組み上げて作った新樽を用いています。この樽材への強いこだわりは、ゲール語で「匠の技」を意味する「エランタ」にふさわしいものと言えます。
色は、深い琥珀色です。香りは、グレンモーレンジらしいフローラルな香りの後に、トフィーやバタースコッチのような甘くて香ばしい香りを感じます。口に含むと、まずは柑橘系の爽やかな甘さが感じられ、その後、バニラのような甘さ、チョコレートでコーティングされたアーモンドのような香ばしい甘さへと変化していきます。余韻は、19年熟成らしく長めで、ヴァージンオーク由来の生姜やクローブのようなスパイシーさとナッツのような香ばしさがしばらく続きます。
是非、「匠の技」を堪能してください。
¥1,200
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