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余市蒸留所 その1

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余市蒸留所 その1

余市蒸留所 その1

2011/05/19

こんにちは、松岡です。
皆さんは、ゴールデンウィークどのように過ごされたのでしょうか。

私はゴールデンウィークに、マスターと宮田さんの3人で、北海道にあるニッカの余市蒸留所に行ってきました。

これから2回にわたって、蒸留所見学の模様をレポートしたいと思います。

余市蒸留所は、札幌市内から西に向かって50km、車で2時間も掛からない余市町に位置し、JR余市駅の目の前にあります。

門をくぐると外国に来たかのような錯覚を起こす雰囲気で、赤い屋根が印象的な石造りの建物がいくつも並んでいます。このスコットランドを髣髴させる(私は行ったことがありませんが…)雰囲気と澄んだ空気の中でウィスキーが造られていると思うとワクワクしてきます。

綺麗なガイドさんが順を追って、案内してくれました。

銅で作られたポットスチルが並ぶ蒸留棟。石炭直火焚き蒸留で造っているのは世界でも余市だけだそうで、伝統を守り続けているウィスキー造りの姿勢に感激いたしました。製造は気候の安定している春と秋に集中的に行っているそうで、この日は蒸留釜に火は入っていませんでした(残念!)。

こちらは乾燥棟(キルン棟)です。現在余市蒸留所ではピート焚きの行程は行われておらず、ピート焚きはイベントなどの時だけに行うようです。

発酵棟の中です。発酵槽はガラス窓の向こうで厳重に管理されています。

ニッカ株式会社の旧事務所です。この旧事務所はニッカウイスキーの創業者・日本のウィスキーの父、竹鶴政孝の事務所として、1934年7月に建設されました。ニッカウイスキーの原点となったこの建物は、余市の工業発達の足跡を示す文化的資産として、余市町より指定文化財に認定されています。この日は雨のため、残念ながら中に入る事が出来ませんでした。

続いて貯蔵庫。中にいるだけでいい香りが充満していて酔っ払いそうなくらいです。創立時に建てられた第1号貯蔵庫で最も古い貯蔵庫です。ここ余市蒸留所には1945年熟成の樽が2樽眠っているそうで、ガイドさんも見たことがないそうですが、きちんと樽の中にウィスキーが残っているとのこと。見るだけでいいので(当たり前ですね…)見てみたいです。

今回はここまでです。あいにくの雨でしたが、余市の風土を生かした蒸留所を満喫することができました。けっして大きな蒸留所ではありませんでしたが、「ウィスキー工場」ではなく、「日本のウィスキー蒸留所」を見たような気がしました。そして、伝統を守る職人さんの気質も感じることができました。

つづく

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