今回は、ボトラーズのご紹介です。
TIR NAN OG（チール･ナン･ノク）
ケルト神話で「戦士が甦る黄泉の国」を表します。このブランドに込められた思いは、ケルト神話になぞらえて「閉鎖された蒸留所」を再びボトルとして甦らせることだそうで、閉鎖蒸留所シーリーズを良く手掛けているボトラーズ会社です。

Lochside（ロッホサイド）1981
フルーティさの中にかすかにシトラスの香りを感じます。ミディアムボディーで柔らかい舌触りですが、口の中でビターオレンジのようなほろ苦さが広がります。比較的ドライなフィニッシュですが、熟成感があり、余韻は長めです。

￥1.600

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Lochside（ロッホサイド）蒸留所は、創業が1957年と比較的新しく、前身はジェームズ・ドーチャーという有名なビール醸造所でした。買収されて、4基の単式蒸留器と1基の連続式蒸留器を設置する蒸留所に改造され、モルトとグレーンの両方を生産していました。建物のそばに、かつて仕込み用水にしていた小さな湖（ロッホ）があったことから、ロッホサイド蒸留所と名付けられたのですが、晩年の仕込み水は敷地内の井戸水だったようです。一時はスペインの会社に所有された唯一の蒸留所となりますが、1996年に閉鎖されてし。まいました、現在は跡地がスーパーマーケットやアパートになっており、当時を偲べるものは何も無いそうです。