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お酒にまつわるエトセトラ #7~オールド・リップ・ヴァン・ウィンクル②~

お酒にまつわるエトセトラ #7~オールド・リップ・ヴァン・ウィンクル②~

2011/01/14

時代遅れの酒?オールド・リップ・ヴァン・ウィンクル (その2)

リップが目覚めると、そこは最初に老人と会った場所でした。
そこには愛犬の姿は無く、担いできた銃は錆だらけになっていました。しかたなくリップは村へと戻りました。
しかし村の様子はすっかり変っており、自分の家がどこにあるのかわかりません。さらに、知っている村人が1人もいません。やっとのことで、家は見つけたものの、家は朽ち果て、中にはリップのおかみさんも息子も娘も、誰もいません。
リップは叫びます、
「誰かリップ・ヴァン・ウィンクルを知っている人はいませんか?!」
すると、赤ん坊を抱いた若い女性が、
「それは、わたしの父です。二十年も前、山へ行ったまま帰って来ませんでした。」
そう、彼が一眠りしているうちに世間では20年もの月日が過ぎ去ってしまっていたのです。
その後、リップは娘の家に引き取られて、幸せに暮らしました。

おしまい。

この、「アメリカ版浦島太郎」のようなリップ・ヴァン・ウィンクルは、アメリカでは「時代遅れの人」の代名詞にもなっているようです。しかし、「オールド・リップ・ヴァン・ウィンクル」が時代遅れということではなく、「時間を忘れて飲んでしまうぐらいにおいしい!」、ということではないでしょうか。

みなさんも酔って帰って、目が覚めたら…… 2つ先の駅 ……なんて、
プチ・「リップ・ヴァン・ウィンクル」になっていませんか?

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