こんにちは。このコーナー久しぶりの登場になります、バーテンダーの小関です。

去る、9月5日、渋谷の松濤倶楽部で開かれました、MHDさんの「グランドモルトテイスティング2013」に、中根さんと一緒に参加してきました。

内容としては、グレンモーレンジおよびアードベッグの最高蒸溜責任者であるビル・ラムズデン博士によるセミナーと、新しくタリスカ蒸溜所から発売される、「タリスカ ストーム（Talisker Strom）」のセミナーおよび試飲会です。
会場は3フロアで構成されており、1階がグレンモーレンジ、2階がアードベッグ、3階がタリスカ ストームというように分かれていました。

グレンモーレンジとアードベッグの報告は、中根さんにおまかせしまして、私は、タリスカのニューアイテム「タリスカ ストーム」についてご報告したいと思います。

早速、3階のタリスカ フロアに移動。青くうす暗い照明が、なんとなくスカイ島をイメージさせますが、今までこういうイベントに参加したことがないので、雰囲気に圧倒されてしまいました。

まずはデイアジオ社グローバル・モルト・アンバサダーのドナルド・コルヴィル氏によるセミナーを受けました。
ドナルド・コルヴィル氏によると、「タリスカ ストームは、潮の香りとブラックペッパーの風味が特徴的な“タリスカ”が、さらに“ストーム”という名前の如く、嵐の海の荒々しさを表現しており、すごく期待されている新商品」で、一言で表現するなら「グラスの中で展開するスカイ島の激しい波と風…」だそうです。ボトルのデザインも、タリスカのブランドコンセプトである「Made by Sea」を表しており、激しい波が打ち寄せるスカイ島の海岸をイメージしたデザインになっているそうです。

一通り説明が終わり、いよいよ試飲の時が…
会場の全員にグラスが用意され、全員で「カンパイ！」
香りは黒胡椒のようなスパイシーな香りを強烈に感じました。口に含むと、説明された通りまさに「ストーム襲来!!」という感じで、口の中で暴れまわるような強烈な潮の風味と力強い味わいが際立っていました。余韻は、味わいとは裏腹に軽めです。

10月10日の発売が本当に待ち遠しい1本で、一度飲むと忘れられないこと間違いなしです。

最後に、発売前の新商品「タリスカ ストーム」を試飲できるという貴重な体験をさせていただいた、MHDさんに心からお礼申し上げます。

小関優紀