Bar Atrium en
お問い合わせはこちら

樽材へのこだわり~グレンモーレンジ アーティザン・カスク&アスター~

樽材へのこだわり~グレンモーレンジ アーティザン・カスク&アスター~

2013/06/24

こんにちは。Bar Atrium en バーテンダーの中根です。
今回ご紹介するのは、先日ご紹介した「グレンモーレンジ・エランタ(Glenmorangie Ealanta)」と深く関わる2本のグレンモーレンジです。

「エランタ」の紹介で、グレンモーレンジ社が樽からこだわり、アメリカ・ミズーリ州のマークトゥエイン国有林から木材を切り出して作られた樽である事に触れました。
マークトゥエイン国有林とは、ミズーリ州南部より広がる広大なオザーク山地の中に九ヶ所点在している国有林です。

「オザーク」という言葉でピンと来た方もおられるのではないでしょうか。
かつてグレンモーレンジ社では、このオザークから切り出した木の樽で熟成させたアイテムを二つリリースしています。
2004年リリースの「グレンモーレンジ アーティザン・カスク(Glenmorangie Artisan Cask)」と2008年リリースの「グレンモーレンジ アスター(Glenmorangie Aster)」です。

この2本と「エランタ」も加えた3本は、リリースの時期もラベルも熟成年数も全く異なりますが、共にオザーク山地の北側斜面の日当たりが悪く成長の遅い木(年輪の幅が狭い)を選び出して樽を作成した事がボトルやケースに記されております。(エランタにも同等の記載があります)

さらに、「アーティザン」は英語で「職人」を意味し、「アスター」はゲール語で「旅」を意味し、「エランタ」はゲール語で「匠の技」を意味します。
もしこのネーミングに、「ウィスキー職人が、いい樽材を求めた旅を重ね、スコットランドからアメリカのミズーリ州にまで辿りつき、理想の樽材と出会って、自らの技を駆使してウィスキー作りをする…」というようなストーリーが伏線としてあり、2004年の「アーティザン・カスク」リリース当初から、2013年の「エランタ」のリリースまでを思い描いていたとしたら、とてもロマンを感じるエピソードになっていたでしょう。

しかし、この3つのアイテムの関連性についはグレンモーレンジ社から特にコメントはなく、むしろ、樽の呼称は「アーティザン・カスク」(アーティザン・カスク)、「デザイナー・カスク」(アスター)、「マークトゥエイン国有林~」(エランタ)とバラバラになっています。これはただ単に商品の目新しさのみをアピールしたかっただけなのかもしれません…(残念!!)

ジャック・ダニエルやヘブン・ヒルに4年間貸し出した樽で9年熟成し、フレッシュで爽やかさが特徴の「アーティザン・カスク」。

同じくジャック・ダニエルやヘブン・ヒルに4年間貸し出した樽で熟成(年数表記なし)し、グレンモーレンジでは珍しくカスク・ストレングスの「アスター」。

新樽で19年熟成、一番クリーミーでバニラ香が強く柔らかい口当たりの「エランタ」。

同じ山、同じ斜面から切り出され樽で熟成され、万感の想いが込められた(と信じたい…)3本のグレンモーレンジ、皆さんもロマンを感じてみてください…

グレンモーレンジ アーティザン・カスク(Glenmorangie Artisan Cask)…¥900
グレンモーレンジ アスター(Glenmorangie Aster)…¥1.100
グレンモーレンジ エランタ(Glenmorangie Ealanta)…¥1.200

----------------------------------------------------------------------
Bar Atrium en
〒105-0004
東京都港区新橋2-15-3 B1F
電話番号 : 03-3592-0003


----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。