世界記録更新ならず!~オクトモア6_167-スコティシュ・バーレイ~
2013/10/28
2007年の発売以来、ほぼ毎回※フェノール値を更新してきた世界で最もヘビリー・ピーテッドなウィスキー「オクトモア」。その第6弾、「オクトモア6_167-スコティシュ・バーレイ(Octomore 6_167- Scottish Barley)」が去る、10月23日に発売されました。
昨年の「オクトモア5」がフェノール値169ppmでしたので、「オクトモア6」は170ppmを超えてくるかと期待をしておりましたが、今回は記録の更新はならず、「オクトモア4」と同じ167ppmでのリリースとなりました。
それでも、「世界一ピーティーなウィスキー」の称号どおり、桁外れのピート香は健在で、暴れん坊ぶりを発揮していますし、スタイリッシュなボトルもそのままです。
さらに、100%スコットランド産の大麦を使用や、アメリカンオーク樽での5年熟成、ノンチル・ノンカラーのカスク・ストレングスに、ボトリングまでのすべての工程をアイラ島で行うなどの、頑固なほどのこだわりも従来通りです。
色は淡い黄金色です。香りは、まず、アルコールの刺激臭と麦芽の青っぽい香りが上がってきます。その後すぐに、燻っている焚火のような薫香とヨード香がガツンと押し寄せてきますが、それが消えると、レモンミントや7‐upのような爽やかな甘い香りが感じられます。口に含むと、アルコール度数57%が猛烈にアピールし始め、正露丸を噛んだような強烈なピート香と一緒になって、ビリビリと口の中で暴れまわります。しかしそれはすぐに落ち着き、洋ナシのような爽やかな甘さや、焼いたライ麦パンのようなスパイシーな香ばしさ、焼リンゴのような甘さのある酸味、など複雑に表情を変えてきます。余韻は長めで、ピートの薫香も然ることながら、トロピカルフルーツ系の甘さとナッツのような香ばしさがしばらく漂っています。
蒸溜責任者ジム・マキュワン氏が徹底的にこだわったピートモンスター「オクトモア6_167-スコティシュ・バーレイ」。さあ、戦いを挑みましょう!!
※フェノール値
スモーキーでピートの風味を出すフェノール性化合物の値で、単位は「ppm」。ウィスキーにおいては、麦芽をピートで燻す加減で、数値が変わってくる。
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