KILCHOMAN 5 y　2006 VINTAGE（キルホーマン5年　2006 ビンテージ）

昨年12月、お酒の大型専門店「河内屋」さん限定の「キルホーマン5年」をご紹介しましたが、今回ご紹介の「キルホーマン 2006　5年　2006 ビンテージ」は、全世界に向けてのキルホーマンの5年熟成です。

キルホーマンの特徴とも言えるバッファロー・トレース社のバーボンバレルで熟成され、刺激的なピートスモークにフルーティさと厚みが加わっています。創業者のアントニー・ウィルズ氏は「これはキルホーマンにとっての新たな節目で、2年伸びた熟成期間がより立体的で奥深い個性を与えている。」と語っているそうです。

河内屋さん限定の「キルホーマン5年」との大きな違いは、河内屋さん限定の「キルホーマン5年」がシングルカスクのカスクストレングス（樽出し）で、アルコール度数が59.3度あったのに対し、「キルホーマン 5年　2006 ビンテージ」は、ファーストフィル（バーボンバレルの再利用）熟成を8割、セカンドフィル（バーボンバレルの再々利用）熟成を2割使用しており、アルコール度数が46度に抑えられています。
色は淡いゴールドです。香りは、ピート香の刺激を感じた後、熟した果実のようなフレッシュな甘い香りへと変化します。口に含むと、タフィのような香ばしい甘さとアイラ特有のピート香がバランス良く混在し、複雑に絡み合っています。フィニッシュは程良い長さで、レモンケーキのようなシトラス系の軽い甘さが口全体に残ります。
河内屋さん限定の「キルホーマン5年」よりもインパクトは弱いながらも、バランスのとれたいい仕上がりになっており、あと5年の上積みにさらなる期待が寄せられる1本です。

￥1,000