お酒にまつわるエトセトラ #21~ヴェルモット~
2012/10/22
ヴェルモット(Vermouth)
先月、こんなニュースを見ました。
2006年、サッカー・ワールドカップ ドイツ大会決勝で、フランス代表 ジダン選手がイタリア代表 マテラッツィ選手に頭突きをした場面が銅像で再現され、パリのポンピドゥーセンター前に展示されたとのこと。
この銅像をみていて、ふと思い出したお酒があります。
それは、「ヴェルモット(Vermouth)」です。(決してこじつけではありませんよ。)今回はヴェルモットについてお話します。
ヴェルモット(ベルモット)とは、白ワインをベースに、ブランデーを加えてアルコールを補強し、ニガヨモギなどの香草やスパイスを配合して作られるフレーバードワインの一種です。主に食前酒として飲まれるほか、カクテルの材料や料理にも使われます。ヴェルモットに使用されている植物は、アンジェリカ、ビターオレンジの皮、肉桂、丁字、コリアンダーなど20~40種以上ですが、それらの配合は各社の秘密になっています。
ヴェルモットを大きく分類すると、ドライ・ヴェルモットとスイート・ヴェルモットに分けられます。
ドライ・ヴェルモットは、糖分が少なく無色に近い色をしています。主にフランスで製造されたため「フレンチ・ヴェルモット」とも呼ばれています。
これに対し、スイート・ヴェルモットは、糖分を加えカラメルで着色され、色が濃くなっているものです。イタリアでは通称ロッソ(Rosso)と呼ばれていますが、着色をしない黄金色のビアンコ(Bianco)もあります。イタリアのピエモンテ地方等で主に作られていたため 「イタリアン・ヴェルモット」とも呼ばれています。
フレンチとイタリアン、色も味わいも違う2種類のヴェルモット。当店では仲良く並んでいます。
----------------------------------------------------------------------
Bar Atrium en
〒105-0004
東京都港区新橋2-15-3 B1F
電話番号 : 03-3592-0003
----------------------------------------------------------------------