お酒にまつわるエトセトラ #15~アーネスト・ヘミングウェイ~
2011/07/01
ヘミングウェイの命日
皆さんもよくご存知のアメリカの小説家、アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway、1899年7月21日 – 1961年7月2日)。2011年7月2日はヘミングウェイが、ライフル自殺で亡くなって、ちょうど50年の節目になります。ハードボイルドを地で行き、酒豪の名を欲しい侭にしたヘミングウェイに、憧れている男性も多いのではないでしょうか。
そんなヘミングウェイには、彼にちなんだカクテルが幾つも存在します。
★ フローズンダイキリ
ヘミングウェイが「ラ・フロリディータ」で1日に1ダース(12杯)は飲んだといわれるカクテルで、ヘミングウェイのオリジナルレシピがあります。
《ヘミングウェイレシピ》
・ホワイト・ラム(ハバナ・クラブ) 110ml
・ライム・ジュース 2個分
・グレープフルーツ・ジュース 1/2個分
・マラスキーノ 6滴
1杯がかなりの量だと想像できますが、これを12杯って…
★ モヒート
酒場ボデギータには、「わがモヒートはラ・ボデギータ/わがダイキリはエル・フォロディータ/アーネスト・ヘミングウェイ」という彼の直筆のプレートが飾れています。一説には彼が書いたものではないとか…
★ ジン・トニック・ビター
お酒にまつわるエトセトラ#15でも紹介しましたが、小説「海流の中の島々」で主人公の画家トマス・ハドソンが飲んでいたジン・トニックです。彼の他の作品にも度々登場しますが、ヘミングウェイがこの飲み方をするのは、古いシェリー樽で熟成されたブース社の琥珀色のジンだったようです。
★ ヘミングウェイ
別名:午後の死(デス・イン・ジ・アフタヌーン)とも呼ばれ、ヘミングウェイが自ら考案し、雑誌「エスクァイア」に発表したカクテル。アブサンを冷えたシャンパンで割るという、いたってシンプルなレシピですが、風味は複雑で、アブサンの薬草系の強烈な匂いと冷たいシャンパンの爽やかな喉越しとのミスマッチさが何とも言えないカクテルです。
その他、彼の作品中に出てきたお酒やカクテルは数えきれえないほどあります。
50回目のヘミングウェイの命日に、そのお酒たちを味わってみてはいかがですか?
最後にこんな本も出版されています。
「ヘミングウェイの酒」オキ・シロー著 河出書房新社
中々面白い本ですよ。
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