お酒にまつわるエトセトラ #13~ミント・ジュレップ~
2011/05/31
ダービーのカクテル
5月29日(日曜日)、第78回 東京優駿(G1)、いわゆる「日本ダービー」が東京競馬場の芝2400mで行われ、1着オルフェーヴル、2着ウインバリアシオン、3着ベルシャザールで幕を閉じました。皆さん当たりました?
アメリカにも「ダービー」の名が付くレースがあります。その名も「ケンタッキーダービー(Kentucky Derby)」です。「ケンタッキーダービー」はアメリカクラシック三冠の第1冠として、ケンタッキー州ルイビルにあるチャーチルダウンズ競馬場で、毎年5月の第1土曜日に開催されます。競走時間から「スポーツの中で最も偉大な2分間」などと形容され、また優勝馬にはバラのレイが掛けられることから、通称「ラン・フォー・ザ・ローゼス(Run for the roses)」とも呼ばれています。
この「ケンタッキーダービー」のオフィシャルドリンクになっているカクテルがあります。
ミント・ジュレップ(英: Mint Julep)です。
ミント・ジュレップは、バーボン・ウイスキーをベースとし、ミントの葉を潰し、クラッシュアイスでキンキンにする冷たくするというカクテルで、意外と起源が古く、南北戦争時代には飲まれていたと言う記録もあり 、一説によれば、18世紀末~19世紀初頭には存在していたといいます。
このカクテルは、レース開催当日はもちろんのこと、その開催前に催される社交パーティやランチョン(Luncheon)時に、こぞって提供されます。なお、レース当日は、同競馬場内でミント・ジュレップが売り歩かれており、同競馬場では何万杯ものミント・ジュレップが飲まれているそうです。
さらに、ミント・ジュレップというカクテルは、ベースを変えることでいろいろなバリエーションが楽しめます。
リンゴのブランデーをベースに『カルバドス・ジュレップ(Calvados Julep)』、
ラムをベースに『ラム・ジュレップ(Rum Julep)』、
ブランデーとアプリコットのリキュールで『ジョ-ジア・ミントジュレップ(Georgia Mint Julep)』、
その他、お好みのスピリッツやリキュールで作っても爽やかさ満点のカクテルになります。
ぜひ、このミント・ジュレップをのみながら、次のレースの予想をしてみてください。閃きがあるかもしれんよ。
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