Release the Beastie!(野獣を解き放て)~アードベッグ・アリー・ナム・ビースト~
2011/03/13
日本で脚光を浴びるようになってからまだ間もない感のあるアードベッグ(Ardbeg)ですが、アードベッグ蒸留所は1815年創業の由緒ある蒸留所です。しかし1981年に閉鎖されてしまいます。1989年にオーナが変わり、再開されますが、数年で再び閉鎖。1997年グレンモーレンジに売却されてから本格的に操業再開となり、現在に至ります。
「Airigh nam Beist」 (アリー・ナム・ビースト)とは、ゲール語で「獣の潜む場所」を意味し、ウーガダール湖とアードベッグ蒸留所の間にある湖の名称で、アードベッグ蒸留所の水源の一つのようです。かつてこの地を徘徊し、蒸留者や島民を怯えさせた獣の伝説に由来しているそうです。
この「アリー・ナム・ビースト」は、2006年暮れに限定でリリースされたもので、1990年に蒸留された原酒を、バーボンの空樽で16年熟成させたもののみをボトリングしているので、1989年からのほんの数年間再開された時の希少な原酒だけを使用したということになります。
色合いは、アードベッグらしい薄めのゴールド。香りは、スモーキーな中にも柑橘系の爽やかさも感じられます。口に含むと熟成年数なりの、丸みを帯びた甘さが感じられますが、飲んだ後の鼻に抜ける香りはまさしくアイラらしさを失っておらず、とてもバランスのいい仕上がりに感じられます。
皆さんも内に秘める野獣を解き放ってみませんか?
¥1,000
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