去る5月31日（土）は、「アードベッグ・デー」でした。世界が「アードベッグ」で乾杯するこの日に、東京の豊洲では「ピート・サッカー」なるイベント（いわゆる「どろんこサッカー」）があったので、参加された方もおられるのではないでしょうか。

「アードベッグ・デー」のこの日に、「アードベッグ」より限定商品が発売されました。「アードベッグ・オーリヴェルデ」です。

「オーリヴェルデ」の名称は、黄金に輝くウィスキーの色（auri＝金）と、アードベッグのグリーンのボトル（verdes＝緑）に由来しています。また、6月15日から開催されるワールドカップの開催国、ブラジルのナショナルチームの愛称としても親しまれています。

「オーリヴェルデ」は、ブラジルのイメージに近づけるべく、樽の鏡の部分に特殊な加熱処理加工を施すことで、元来スモーキーなアードベッグに、モカ・コーヒーやクリーミーなバニラの風味が加わり、夢のような味わいに仕上がっています。

色は、名前のとおり黄金色です。香りは、まずアードベッグらしいピート香を感じます。
少し経つと、加熱処理加工由来のバニラ香や香ばしさが徐々に強くなっていきます。味わいは、香りほどのピート感はなく、さわやかな酸味と軽い甘さを感じます。余韻は短めですが、クリーミーな甘さとモカ・コーヒーのような酸味さと甘さを楽しむことができ、戻り香にアードベッグらしいピート香が感じられます。

最高蒸留製造責任者ビル・ラムズデン博士曰く、
「『オーリヴェルデ』を造るにあたり、私には表現したい味わいの明確な構想がありました。そしてそれを実現するための特別なレシピを完成させたのです。結果は私の期待をはるかに超え、アードベッグらしさあふれる味わいでありながら、まったく新しいユニークな表情を持つアードベッグを造りあげることに成功しました。「オーリヴェルデ」を口に含んだ瞬間、フィルターに残ったコーヒー粉や甘草、メープルハム、麦芽やビスケット、白胡椒など、甘さと塩気の素晴らしいバランスを持った複雑な味わいが口内に広がります。アードベッグでは、常に新しい試みを行いますが、今年のアードベッグ・デーに発売される「オーリヴェルデ」も、アードベッグ・ファンだけでなく、世界中の人々の心を捉えることは間違いないでしょう。」

皆さんは、どのようにお感じになりますか？