Diamond Jubilee(ダイヤモンド・ジュビリー)
2012/06/26
去る6月2日~5日までの4日間、エリザベス2世女王の戴冠60周年(ダイヤモンド・ジュビリー)を祝した記念式典が行われました。
式典は、有名な競馬レースである「エプソム・ダービー」を女王が観覧することから始まり、
英国のみならず世界各国から集まった最高で1000艘もの船やボートがテムズ河を下る盛大な水上パレード「テムズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ページェント」が開催され、
英国及び英連邦のミュージシャンが出演する無料コンサートがバッキンガム宮殿で開かれ、
最終日の、セント・ポール大聖堂での礼拝と、女王が乗った馬車のパレードで幕を閉じます。このダイヤモンド・ジュビリーが行われるのはイギリス史上2回目らしいです。
この歴史的な式典を記念して、幾つかの限定ボトルが発売されました。
Diamond Jubilee(ダイヤモンド・ジュビリー)
昨年、ウィリアム王子のロイヤルウェディングの時に限定ボトルをリリースした、イングランド唯一の蒸留所「セント・.ジョージズ蒸留所」からのリリースで、世界で3,300本のみの限定生産です。
ボトル中央には王家の家紋がエッジングされています。
蒸留責任者のデイビッド・フィット氏によって慎重に選ばれたタイプの異なるファーストフィルのカスクをスモールバッチ(10樽未満の樽をバッティングしたもの)でボトリングしています。ウイスキー評論家のデイヴ・ブルーム氏は「今までのリリースの中で最高」 と評しています。
色は、淡い琥珀色です。香りは、みずみずしい桃のようなフルーティさを感じた後、クローブ、シナモン、アニスといったスパイス系の香ばしさへと変化し、最後は干し葡萄、ドライアプリコット、焼きりんごといった爽やかな甘い香りへと落ち着きます。口の含むと、意外にスパイシーで、ブラックペッパーやクローブのような煙臭い刺激がありますが、ジューシーなフルーツの甘さも感じます。ヘーゼルナッツのような香ばしい余韻がありますが、短めであっさりとしています。
¥1,300
Laphroaig 18y Diamond Jubilee(ラフロイグ18年 ダイヤモンド・ジュビリー )
シングルモルトとして唯一、チャールズ皇太子のロイヤルワラント(勅許状)を持っているアイラ島のラフロイグ蒸留所から、世界で3,000本の限定販売です。
大きな王冠があしわられた、「ダイヤモンド・ジュビリー」特別ボックスに入ったラフロイグの18年で、売り上げの一部(3,000ポンド)が、若い芸術家・職人をアシストするために女王が主宰している「ザ・クイーン・エリザベス・スカラシップ・トラスト(QEST)」へ寄付されるそうです。
色は、鮮やかな金色 です。香りは、海草や潮の香りの中に、強すぎないバニラのような甘い香りが混在しています。口に含むと、ピーティをかんじるもののあくまでもやさしめで、オーク樽由来の滑らかで華やかな中に、チョコレートのような柔らかい甘みをかんじます。 余韻は長めで、贅沢で滑らかなオイリーさが持続します。
¥1,000
ぜひ、この歴史的なボトルを体験してください!
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