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意外な国で作られています。~カバラン・ソリスト・フィノ~

意外な国で作られています。~カバラン・ソリスト・フィノ~

2012/01/16

鏡開きも終わり、おとそ気分も抜け、本格的に2012年が始動した感じがします。
今回の御紹介はスコッチ・ウィスキーでもバーボン・ウィスキーでも、日本のウィスキーでもありません。なんと、台湾のウィスキーです。

KAVALAN SOLIST FINO

2008年12月に最初の1本が誕生した台湾唯一の蒸留所、カバラン蒸留所の、フィノ・シェリー樽熟成のシングルカスクモルトウィスキーです。2010年500本限定で発売されましたが、あっという間に完売してしまい、昨年再発売されました。シングルカスクを示すボトルナンバーつきで、534本の数量限定です。

辛口タイプのフィノ・シェリーの樽で熟成させることで、台湾特有の亜熱帯フルールのような自然な甘さを生みだしており、ジム・マレイ氏著の「ウィスキー・バイブル」では95点という最高得点を獲得しています。
色は神秘的な琥珀色。香りは、青リンゴや柑橘系爽やかな香りから、マンゴーのような芳醇な南国フルーツ系の香りへと変わり、最後は濃厚なファッジやタフィーのような香ばしさへと変化します。味わいは、舌先にフルーティな自然な甘みを感じたあとメイプルシロップのようなさらっとした甘さが口の中いっぱいに広がります。余韻は長く、再び味わいたくなるような魅力を感じさせます。
台湾の魅力が凝縮されたようなこのモルト。試してみる価値ありです!

¥1,700

カバラン蒸留所(Kavalan Distillery)
『KAVALAN』を製造した金車グループは、従来コーヒーや乳酸飲料などでおなじみの老舗飲料メーカです。蒸留所は台湾北東部、雪山山脈を東に下り、太平洋に浮かぶ亀山島を望む宜蘭・蘭陽平野、古代先住民がカバラン(?瑪蘭)と呼んだ地に位置しています。スコットランドから蒸留器を導入し、海外から醸造専門家を招聘し、それに近代的生産管理用機器を駆使することで、伝統と現代科学技術、経験と新たな思索を紡ぎ、さらに、雪山山脈の水を使用し、原料から製品まで一貫した工程を国内で完結させています。

大河ドラマのオープニング様なHPです。
http://www.kavalanwhisky.com/en/index.html(英語版)

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