オクトモア 5_169（Octomoer/5_169）

ジンを発売したり、レミー・コアントローに買収されたりと、話題の尽きないブルイックラディ蒸留所が、今年も世界記録を更新して『オクトモア』の新作をリリースしました。発売は10月17日で、日本へは600本のみの入荷です。

オクトモア5_169は、ブルイックラディ蒸留所のヘビーピート麦芽を使用してつくられるシングルモルトで、フレッシュバーボン樽5年熟成の第5弾となります。
今回のオクトモア5_169、ウィスキーにおけるピーティさを表すフェノール値（単位：ppm）は、なんと169ppm！前回の第4弾よりも2ppm高くなっています。アルコール度数も59.5%とかなりパワフルです。

「世界一ピーティ」というコンセプトは1回目のリリースから全くぶれることがなく、リリースする度にフェノール値を高め、記録を更新させています。また、モルトウィスキーの常識を覆す奇抜でスタイリッシュな真っ黒いボトルも相変わらず目を引きます。
色は、若さを物語っているのか淡いゴールドです。香りは、最初こそ草原の芝生のような青臭さとピーと香を含んだアルコールの刺激臭がガツンと来ますが、すぐにシトラス系のフレッシュな甘い香りへと変化していきます。味わいは、アルコール度数59.5%が思いっきり主張し、正露丸を噛んだような強烈なピート香が広がりますが、その後はスムースで、洋梨やパイナップルのような甘酸っぱさやシナモンのようなスパイシーさなどが何層にも重なっています。余韻は長めで、ピート感よりもむしろパイナップルを食べた後のような爽やかな甘さと酸味がしばらく続きます。
強靭で、スタイリッシュ、そして今後への期待が高まるアイラの怪物、まさにウィスキー界の吉田沙保里選手のようなウィスキーに是非挑戦してみてください。(吉田沙保里選手、国民栄誉賞受賞おめでとうございます！！)

￥1,200