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ロイヤルの称号~ロイヤル・ロッホナガー ディスティラーズ・エディション~

ロイヤルの称号~ロイヤル・ロッホナガー ディスティラーズ・エディション~

2011/07/11

ROYAL LOCHNAGAR Distillers Edition (ロイヤル・ロッホナガー ディスティラーズ・エディション)

“ディスティラーズ・エディション”というより“ダブルマチュアード”といったほうが皆さんには馴染み深いかもしれません。
通常の樽熟成後に、異なる樽で後熟させたモルトのシリーズで、タリスカー(アモロソシェリー樽)、ラガヴーリン(ペドロヒメネス・シェリー樽)、オーバン(モンティラ・フィノ・シェリー樽)、グレンキンチー(アモンティリャード・シェリー樽)、クライネリッシュ(ダークオロロソ・セコシェリー樽)、クラガンモア(ルビー・ポート・ワイン樽)といったモルトもリリースされています。 ※()内、後熟樽
このシリーズはシェリー樽で後熟させたものが多いのですが、ロイヤル・ロッホナガーはオールド・マスカット樽で後熟されています。
仕上がりは、ハイランドのウィスキーらしく、上品でドライです。最初はくど過ぎない甘さが口の中に広がりますが、オールド・マスカット樽由来のシトラス系の酸味がすぐに追いかけてきます。余韻は長めで、微かなビャクダンの香りが続きます。甘さ・華やかさ・爽やかさのバランスが絶妙で、このモルトの奥深い側面を顕著に表わしています。暑くなるこれからの季節に味わうモルトとしては最適の1本と言えるでしょう。

¥1,000

ロイヤル・ロッホナガー蒸留所
1845年創立で、近くに英王室の夏の離宮バルモラル城があることから別名ロイヤル・ディーサイドと呼ばれています。ヴィクトリア女王とアルバート公がここを訪れ、王室御用達の証“ロイヤル”の冠を授与された蒸留所で、「ロイヤル」を名乗れる3つ(シングルモルト)の蒸留所の1つとなっています(残り2つは「グレンユーリー・ロイヤル」と「ロイヤル・ブラックラ」)。スコットランドの老舗蒸留所では3番目に小さく、スコットランドのシングルモルトウィスキーの中で最も希少性の高い銘柄の一つです。今でも伝統的な開放式のマッシュタン(麦芽糖化槽)、蒸気加熱の蒸留機、ワームタブ(蛇管型冷却装置)を使用し、そのモルトウィスキーにハイランドモルトの際立った特徴を与えています。

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