新着情報~キルホーマン ロッホ・ゴルム~
2013/08/06
毎度、本数限定ながら常にクオリティーの高いアイテムを販売してくるキルホーマンから、
新商品のご紹介です。「キルホーマン ロッホ・ゴルム(Kilchoman Loch Gorm )」です。
「ロッホ・ゴルム」とは、過去に販売された「マキヤー・ベイ」と同様にアイラ島にある入り江の名前です(結構美しい入り江らしいですよ)。今回の「ロッホ・ゴルム」は、※1オロロソ・シェリー・バットで5年以上熟成させたのち、※2オロロソ・シェリー・ホッグス・ヘッドに移し替えて6週間の再熟成をさせています。昨年発売された、オロロソ・シェリー樽100%で熟成させた「キルホーマン5年 シェリーカスク」とは、この点が異なっています。
色は深い琥珀色です。香りは、麦の青臭さとピートの薫香をベースに、爽やかな果実香とハーブのようなスパイシーさも感じます。口に含むと、爽やかな甘い口当たりの後に、濃いアール・グレイ・ミルクティーのような甘さとスモークさが混然とした味わいを感じられます。余韻は長くしっかりしており、桃のようなフルーティさと、オロロソ・シェリー樽由来のビターチョコのような香ばしさがしばらく続きます。全体的なテイストは、昨年の「キルホーマン5年 シェリーカスク」と大きくは変わりませんが、小さな樽で再熟させている分、芳醇さと奥行きが増している気がします。
毎度、新商品の発売ごとに入手が困難になってきている気がするキルホーマン。特にこの「ロッホ・ゴルム」は本当に入手が困難でしたが、その苦労が報われるほど上出来な1本でした。
¥1,000
※1,2 オロロソ・シェリー:
フロールと呼ばれるシェリー特有の酵母膜の成育限界(アルコール度数18%)を超えるように調整され、酸素と触れる熟成(酸化熟成)をさせることで、残糖度をわずかに高くし、コクのある味わいにしたシェリー。
※1 シェリー・バット:
480L入りの細長い形をした、シェリー酒を貯蔵するのに使った樽のこと。
※2 ホッグスヘッド:
ホッグ(HOG)とは「豚」の意味で、最大径約72㎝、長さ約82㎝、容量約230Lサイズの樽のこと。ちょうど、この樽が豚1頭の重さと同じところから、その名前がついたといわれています。
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