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浮世絵シリーズ~トマーティン34年 「ぽっぴん」~

浮世絵シリーズ~トマーティン34年 「ぽっぴん」~

2012/04/17

昨年ご紹介し、当店でもあっという間に完売してしまった、信濃屋さんオリジナルの「トマーティン33年 見返り美人」。

この「見返り美人」の姉妹カスクが、熟成年数を1年増して、信濃屋さんより4月4日に発売されました。

TOMATIN 34y [1976] (トマーティン34年 [1976]『ぽっぴん』)

1897年創業のトマーティン蒸留所は、日本企業(焼酎で有名な「宝酒造」とホテルオークラの親会社「大倉商事」の合弁会社)が所有した初の蒸留所としても有名な北ハイランドの蒸留所です。前回の「見返り美人」と同じ12月31日の蒸留で、熟成年数は前回より1年長くなって34年。377本限定です。ラベルには、前回の菱川師宣の「見返り美人」に続き、喜多川歌麿の「ビロードを吹く女」があしらわれており、日本らしさをボトル全体で表現しているようです。

色は、シェリー樽熟成らしい赤褐色です。香りは、まずアルコールの刺激臭が立ち上がってきますが、すぐにシェリー樽由来の甘い香りへと変化していきます。香りが開くのに少し時間がかかるようで、フルーティな爽やかな香り~ナッティな香ばしい香りへの変化をゆっくりと楽しむことができます。口に含むと、香り同様ドライな印象をまず受けますが、少し経つとプラムやアンズのような酸味のある甘さに変わっていきます。フィニッシュはそれほど長くはありませんが、桃のようなキレのいい甘さと柑橘系フルーツのビター感が程良く調和されています。
全体的に、前回の「見返り美人」のようなまったりした甘さはありませんが、さっぱりとしたキレのいい甘さが魅力的で、これからの季節にはぴったりの1本だと思います。
やはり、1976年のトマーティンは当たりです!!

¥1,800

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